金曜日１限の授業

「自分達の技術は戦争にも使われている」と教授の発言をきっかけに話はしばらく戦争へと脱線した。

授業が終わり、教授に質問。

「戦争を肯定も否定もしなく且つ、子供と大人の間の半人前の自分の立場でこれから質問する内容はずるいかもしれませんが、質問していいでしょうか？」と言ったら快く応じてくれた。

「今、日本の経済は危機を迎えており、それに追い打ちをかけるように地震が発生し、さらなる経済的打撃を受けました。そこで早期経済復旧対策とし、日本も東芝が自衛隊に武器や戦車を提供するだけではなく、海外への輸出をし世界の戦争経済へ加担するのも1つの手ではないかと思うのは曲論でしょうか？確かに論理的に考えればいけない事です、しかし、日本が石油を輸入している時点で日本も戦争経済に買う側として加担していると思います。では、そうにも関わらず売る側には回らないのは買うのと売る具体的な違いがあると思いますがそれは何でしょうか？」

一瞬、戸惑った顔をしてたけどすぐに答えてくれた。
「多分、自分達が直接人を殺す事に加担していないかどうかのギリギリの境目がその定義だと思う。結局今の質問の善し悪しを決めるのは政治家なんだ。だから結局は政治家が決めた善し悪しを国民に正統的な理由をつけて広めて国民を納得させているだけだよ。実際にベトナム戦争の米軍の軍資金の半分以上は日本の国債によってまかなわれていた。だから自衛隊１人も現地に派遣しなかったんだけど当時派遣したら大変な事になっていたよね。でも、今は普通に米軍に自衛隊をイラクとかに派遣してるよね。しかし反対運動は小規模を除いて起きていない。それは国民に納得できるあるいは納得させる環境をつくったからなんじゃないのって僕は思う。」

「分かりました、自分も衣類や勉強道具などほとんどは石油に依存しているのは分かります。だから半人前の立場と先程も述べましたが、それを知らない、あるいは知ろうとしない、知ってても見て見ぬふりをし、戦争反対を主張する自分達が唯の偽善的な主張でしか思えなくなり反対も肯定も出来なくなりました。売るのと買うのってそんなに違うのかと納得できなくなり、よく分からなくなりました。」

「まあ、それはもう政治家しか分からないよ。僕も言える立場じゃないし。」



なんて親切な人なんだと思った。基本的にEE科ってこの大学を卒業したOBOG教員は絶対に生徒を見下さないよね。どんな質問にも丁寧に答えてくれるし。別の大学出た先生って生徒の事を結構見下してくるよね。「分からない所あったら初歩的な事でもいいから質問しろ」って言うくせにいざ質問すると「なんで質問するの、分からないの？」とか意味不明な事言ってくるし。


まあ話を戻して結論として、この件に皆は関してどう思ってるんだろうと言うのが本音。戦争肯定反対者ををいきなり批判はしないけど、分かりやすく言うと原発反対とか言ってる人に「じゃあ反対なら明日から全裸で歩け（真剣な話）」って言って動くのかね？「恥ずかしい」「警察に捕まる」とか色々理由付けてやらない（まあ当然です）と思うけど。結局はそう言う人間を自分は偽善者だと思う。自分が反対している事に少なからず依存しているくせに正義感ぶってんじゃねえよって話です。他人事だから？いえいえ、自分の身内に福島県民は沢山います。ですが、原発作る際に反対運動を起こした（売国野郎の左翼とNHK除く）けど、仕方なく認めるから色々周りの設備良くしてよ。って話でお前等反対派は合意したんだろ？本当に自分が正義だと思うならテロでも御っこす勢いで反対しろ。集団の中でしか何も言えないでいざ自分一人が面と向かって原発責任者の前で話しつけろって言われてもどうせ出来ない癖にほざいてんじゃねえよ。

と思います。